メダカの室内飼育を始めてみよう!

メダカの室内飼育を始めてみよう!

メダカは、簡単に飼育が楽しめる日本固有種の小型の淡水魚で、気温が高い夏場の高水温や氷の張る冬場の低水温にも強い魚です。また低酸素の環境下にも耐性があり、ろ過機能やエアレーションの無い止水環境でも飼育が可能です。

この丈夫さからメダカ養殖場(ブリーダー)から一般の飼育者に至るまで様々なスタイルの屋外飼育が広く普及しています。

一方で、室内飼育は屋外飼育に比べ難しいと言われ、屋外飼育で飼育されたメダカを室内飼育へ移す事で生じる生まれ育った環境差により生じます。

屋外飼育と室内飼育の大きな違いは、それぞれの飼育水の違いにあります。

屋外飼育では青水と呼ばれる植物性プランクトンがふんだんに発生している水となるため食事には困りません。

屋内飼育では、屋外飼育とは違い植物性プランクトンなどの発生は非常に困難であるため給餌回数の頻度を上げたり、メダカが必要とする栄養素を含む食事が必要です。

また水質浄化能力の差も問題点となります。

屋外飼育ではバクテリア、プランクトンが自然発生をし、自然な環境がそのまま浄化システムとなります。

屋内飼育では水質浄化をろ過フィルターや定期的な水換えをして飼育水の水質を一定に保つことが必要です。

では、メダカの室内飼育は難しく、屋外飼育の季節に合わせた飼育スタイルが適するのでしょうか?

近年のメダカ人気は、2007年に登場した改良メダカの種類の一つ、みゆきメダカ(幹之メダカ)が人気となり改良メダカのブームが広がりを見せ始めました。

2022年時点では、800品種の改良メダカが誕生し、改良に見られる形質や特徴は熱帯魚、金魚、錦鯉などと同様の姿、形、色彩を持つメダカも登場してます。

そこで、改良メダカを観賞魚として観賞するためには透明度の高い飼育水の水槽で、屋外飼育での一般的な上から眺める上見の世界だけではなく、横から眺める横見の要素をプラスする事で多様な改良メダカの種類の分だけある美しさを充分に観賞する事が出来ます。

めだかワークスでは、室内飼育の水槽で優れた水質維持能力、水質浄化能力を長期(半年~1年)に渡り発揮する【ASP方式】(底面ろ過方式)を使用した管理を推奨しています。

この【ASP方式】(底面ろ過方式)とは、アクアシステムが手がけるアクアリウムを楽しみたいどなたでも観賞魚飼育を簡単にスタートできて、飼育する魚達のお世話も手軽で、難しい飼育手順を簡素化する事により、純粋に観賞魚飼育の楽しさ、魅力を充分に引き出す濾過方式として開発した飼育方法を意味します。

この【ASP方式】(底面ろ過方式)は小型の観賞魚ととても相性が良いため、使用するソイル(土)をメダカへ適したプロジェクトソイルめだかを使用する事により、メダカにより快適な環境の室内飼育水槽となりました。

このASP方式による水槽で実際にメダカを屋内飼育することには、どのようなメリットがあるのでしょうか?

・メダカへのメリット

①安定した水質と環境でメダカへ過度のストレスがかからず、落ち着いた環境で暮らすことで平均寿命を超え、長生きするメダカも増えます。

②屋外に比べて獣害や人による事故が防げ、天候や季節に左右されにくく、水温や照明時間のコントロールで成長速度や繁殖スピードが早まります。

・飼育者へのメリット

①ASP方式の水槽は水換え頻度が少なく、飼育環境がマッチすると水換えしなくても蒸発した分をカルキ抜きした水を足し、バクテリア材(バイオバランス)とミネラル(ミネラルバランス)を補充するだけで水質が維持できます。

※ソイル粒(土)が崩れ始める半年~1年でソイルを全て取り換える交換は発生します。

②室内飼育をすることでメダカ達は人に慣れることで、ペットフィッシュとなり観賞魚としてコミュニケーションが取れるようになります。

例)人が寄っても逃げずに給餌を求めたり、人を意識しないことで屋外での野生下に近い行動を目の前で披露するようになります。

③特定の改良メダカでは室内水槽の横見で際立つ美しさや泳ぎ姿を充分に楽しむことが出来ます。またいち早く卵を持つメスやオスとメスとの求愛行動など間近で見ることが出来て卵を分け、稚魚を育むにも水槽飼育は役立つことでしょう。

④熱帯魚や金魚と同様に室内のインテリアとして、思いのままにレイアウトした水槽が憩の水景を演出することでしょう。メダカを観賞魚として水草レイアウト水槽で泳がせれます。

・環境へのメリット

①ASP方式はソイル(土)がろ過材のため、他のろ過方式とは違い使用後のソイル≒ろ過材はそのまま良質な土壌として使用できます。

水槽環境で使用していた事により植物に必要な栄養素を含み、多孔質なソイル粒は水はけがよく、鉢植えやガーデニングや畑へ使用することでSDGsで地球に優しいろ過方式です。

※飼育時の魚病薬などの使用がほぼない前提になります。

②ASP方式は消耗する飼育用品が少ない為、エコに繋がります。ソイル(土)そのものも国内天然土壌を使用し、自然由来のバクテリア(バイオバランス)、ミネラル(ミネラルバランス)を使用しています。水換え頻度が少ないことで節水にもつながります。

この様にASP方式による屋内メダカ水槽飼育はメダカ飼育が好きな方、メダカ飼育をはじめてみたい方へメダカ飼育の可能性をさらに引き上げる事でしょう。

アクアリウムを楽しみたい全ての方達がこのとても小さく、美しく、身近に感じられる愛らしい小型の観賞魚であるメダカをもっともっと楽しむことが出来るはずです。

興味が沸いてきたと思ったらぜひ、メダカの室内水槽飼育をはじめてみましょう!きっと素晴らしい体験が出来るはずです。